title>宝泉寺温泉 共同浴場 石櫃の湯
  


 天慶元年(938)空也上人が、諸国巡錫の途中、一猟師に会い、奇蹟を予言して持っていた杖を大地につきさして去った。
 その杖が大杉となり、天禄三年(972)、大地震がおこり大杉の根元より突然温泉が湧出し始め、驚いた村人たちが、湧き出る温泉のほとりに寺院を建立し、上人が宝の泉を下さったと、寺を平原山宝泉寺と定め、本尊に空也上人と大日如来を安置した、と伝えられています。

 現在は寺は残っていませんが、その宝泉寺で湯船として使われていたという「石櫃(棺桶)」が残り、共同露天風呂の「石櫃の湯」と呼ばれています。

「日本一の石櫃」という立札がある、細い木の橋渡ると竹製の門、その向こうに露天風呂があります、その一角に屋根付の石櫃が本来の「石櫃の湯」です、露天風呂の左角に簡素な男女別の脱衣所があります、でも隙間ありなので女性の方は視線が気になるかもですね(^^ゞ

 お湯は無色微臭微味で熱めの湯口の湯も、自然冷却で熱かったり、ぬるかつたりとなります、でも石櫃は熱めですので意を決して入浴いたしましょう。

♂いらぬ世話
 温泉街の町田川流域には3種類のホタル(ゲンジ蛍、ヘイケ蛍、ヒメ蛍)を見ることができます、入浴後の夕涼みがてらホタル観賞は如何ですか、5月下旬から7月上旬まで見ることができます。

所在地 大分県玖珠郡九重町町田
連絡先 tel 09737-6-3150
お湯 ナトリウム−塩化物泉
風呂 混浴露天
料金 300円
備考 脱衣所は男女別
屋根付の石櫃が本来の「石櫃の湯」